特集 地域リハビリテーションの未来を語る
圏域地域リハビリテーション広域支援センターが取り組む地域リハの現状
今田 直樹
1,2
1広島県広島二次保健医療圏域 地域リハビリテーション広域支援センター
2荒木脳神経外科病院
pp.421-426
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201265
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はじめに
介護予防・日常生活支援総合事業(以下,総合事業)で新設された「地域リハビリテーション(以下,地域リハ)活動支援事業」により,医療機関等に所属するリハ専門職等が市町と協働する機会は格段と増え,地域支援事業への協力が熱を帯びて展開され始めている。障害のある人々の自立や社会参加の支援も活動目的に掲げる圏域地域リハビリテーション広域支援センター(以下,広域)としては,この状況は有難い一方,十分に地域ニーズに応えられているのか,高齢者支援に限局してないかと自問の日々にある。
本稿では,広域としての当院の現状を報告し,これからの広域の取り組むべき課題・役割について述べたいと思う。
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