巻頭言
住み慣れた地域で,「口から食べる楽しみ」を支える—口腔へのアプローチは,すべてをつなぐ
古川 由美子
1,2,3
1医療法人社団寿量会 熊本機能病院 訪問歯科連携センター
2日本歯科衛生士会 病院委員会
3熊本県歯科衛生士会
pp.96-97
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201050
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「春爛漫の季節となりました。何もわからぬまま入院した私どもにとって,本当にびっくりの口のリハビリでした。お陰様で声も出るようになりましたし,少し言葉も話せるようになりました。何より食べられるようになりました。(…中略…)感謝の気持ちでいっぱいです。どうか口のリハビリがたくさんの方に広がっていきますことを願っております。」
これは今から15年程前に患者さんが退院される時に奥様からいただいた手紙で,このご夫婦との出会いがその後の歯科衛生士人生を左右することになるのですが,今でもずっと心の支えになっています。
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