Japanese
English
研究
住民主体の介護予防活動を推進する要因に関する研究—大東市における参加のきっかけと活動継続の状況調査から
Study on factors promoting residents'preventive care activities—A survey of the trigger of participation and continued activities in Daito city
逢坂 伸子
1,2
,
日垣 一男
3
Nobuko Ohsaka
1,2
,
Kazuo Higaki
3
1大東市地方創生局兼保健医療部高齢介護室
2大阪府立大学大学院総合リハビリテーション学研究科博士後期課程
3大阪府立大学地域保健学域総合リハビリテーション学類作業療法専攻
キーワード:
介護予防
,
参加のきっかけ
,
継続要因
Keyword:
介護予防
,
参加のきっかけ
,
継続要因
pp.306-311
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200845
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要旨 【目的】大東市における住民主体の介護予防活動への参加のきっかけと活動継続の状況調査から活動を推進する要因を研究し,全国の介護予防事業に寄与すること。【対象と方法】65歳以上の体操参加者855名への自記式アンケート。回答はロジスティック回帰分析を行った。【結果】会場までの移動手段は8割が徒歩,移動時間は9割が15分以内であった。参加のきっかけでは女性は友人からの誘いや福祉委員からの勧め,男性は回覧板や情報誌,体力測定会が有意に高かった。継続要因では二次予防対象者は一次予防対象者よりも健康のためと回答した者が有意に低かった。【結語】本研究により介護活動の推進には拠点は徒歩15分圏内に必要であり,地域の活動に集まりにくいとされる男性は回覧板などの紙媒体や体力測定会が参加のきっかけに有効であることが明らかになった。二次予防対象者には健康よりも楽しみや仲間づくりの要素が活動継続に必要であることが示唆された。
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