グラフ 組織づくりシリーズ・11
住民主体の活動は"ほんね"の話し合いから
松下 拡
1
,
菊地 頌子
2
1松川町教育委員会
2城東保健所
pp.961-968
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206442
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今までの保健婦活動を振り返ってみると 住民の話し合いや問題を追求する学習が あまり重視されてこなかったように思われる.多くの現場では 検診結果や諸統計から読みとれる問題傾向について一方的に説明や注意事項を流すというパターンで進められているのではないだろうか.健康問題は日常生活のあらゆる条件(食生活・住居・労働・休養・人間関係など)と関連して起きているわけであるから単に知識的に理解されても それがすぐに解決への実践に結びつかない場合が多い.今回は このような問題から抜け出すためにはどうしたらよいかについて「住民の"ほんね"の話し合いを重視する」という立場から 二つの事例を紹介して 考えてみることにしよう
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