特集 シルバーリハビリ体操指導士養成事業に学ぶ,住民主体型介護予防
住民主体型介護予防事業—事業継続・展開5つのポイント/[コラム]「① 活動家を選ぶ」石岡市行政から/[コラム]「① 活動家を選ぶ」大子町行政から/[コラム]「③ 組織する」ひとづくり—ボランティア体操指導士の獲得/[コラム]「③ 組織する」体操指導士の獲得・ひとづくり/[コラム]「④ フォローする」元気で笑顔に暮らせる健康づくり—水戸市シルバーリハビリ体操指導士の会/[コラム]「⑤ 褒める」事業継続のために〈ネットワークづくり〉—指導士活動の使命感と充実の源について
大川 沙緒里
1
,
齋藤 由香
1
,
大西 耕平
1,3
,
小室 明子
1
,
塚田 優子
1,2
,
古澤 綾
1
,
飯田 猛
4
,
古川 絵理
5
,
羽根石 ミヨ子
6
,
椎名 博美
7
,
中山 次雄
8
,
住谷 里子
6
1茨城県健康プラザ介護予防推進部
2医療法人社団筑波記念会
3公益社団法人日本理学療法士協会
4石岡市地域包括支援センター
5大子町地域包括支援センター
6城里町シルバーリハビリ体操指導士会
7北茨城市シルバーリハビリ体操指導士会
8水戸市シルバーリハビリ体操指導士の会
pp.13-27
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200773
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① 活動家を選ぶ
活動家を選ぶには目的を明確にして一般から広く公募することが重要である。受講資格は概ね60歳以上の茨城県民で,常勤の職についておらず,受講後に地域でボランティア活動ができる,としてある。募集期間は約3カ月で,往復ハガキでの応募としている。講習会の1カ月前に募集を締め切り,受講決定はハガキで通知する。
また,活動家を集めるには広報も重要であり,募集案内は一般の目に留まることが必要である。茨城県立健康プラザ(以下,健康プラザ)で開催するシルバーリハビリ体操指導士3級養成講習会(以下,3級養成講習会)については,県内全戸に配布される県広報誌に掲載された時が最も多くの受講生が集まる。他の広報としては,HPや機関誌への掲載,市町村の公的施設や道の駅などでの募集チラシの設置,機会があればテレビ,ラジオ,新聞などでも広報している。市町村開催の講習会の広報については,各市町村主体で行っている。HPや広報誌への掲載,回覧版での周知,ローカルテレビや市町村内の無線での放送,現シルバーリハビリ体操指導士(以下,指導士)からの口コミなど,各市町村でさまざまな工夫をし,受講生を募集している。
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