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ボランティアとともに三位一体で展開―シルバーリハビリ体操指導士を中心とした茨城県城里町の地域支援事業/「連携は力なり」三位一体でシルバーリハビリ体操―ボランティアと展開した城里町の地域支援事業
谷津 靖子
1
,
中里 智美
1
,
吉田 美恵子
1
,
大森 葉子
2
1城里町地域包括支援センター
2茨城県立健康プラザ
pp.1-3,36-41
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101783
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はじめに
茨城県の西北部に位置し,水戸市に隣接する城里町は2005(平成17)年2月に3町村が合併して誕生しました。総面積は161.73km2で,那珂川沿岸に開けた沖積平野地帯である一方,全体の約61%は山林が占めています(図1)。
2011(平成23)年3月31日現在の人口は,2万1606人,65歳以上人口が5843人(高齢化率27%)で,県内でも高齢化が進んでいる町です。
城里町の地域包括支援センター(以下,包括)は直営1か所で,主任介護支援専門員(保健師)1名,社会福祉士1名,保健師1名の合計3名が配置されています。3名で地域支援事業を展開していくのはたいへん難しく,他機関との連携が不可欠になります。
私たちは,城里町社会福祉協議会(以下,社協),ボランティア(シルバーリハビリ体操指導士),そして包括との三位一体で事業を展開していくこととし,各地区にサロンを立ち上げて,事業を行ってきました。「連携は力なり」で展開してきた6年間の活動を報告します。
茨城県城里町では,社会福祉協議会とボランティアのシルバーリハビリ体操指導士,そして地域包括支援センターの三者で,地域支援事業を展開しています。町内の各地域にサロンを設けて,住民の参加を社会福祉協議会とボランティアの共同作業で支援しています。この三位一体で展開される地域支援事業が多くの地域住民に受け入れられるようになり,すっかり定着した様子を紹介します。
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