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住民が住民に健康体操を伝授!―三重県志摩市における「ヘルスフレンズ」の活動/健康づくりの主役はやっぱり住民!―三重県志摩市の健康づくり活動
永井 裕子
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1三重県志摩市健康福祉部健康推進課
pp.525-527,554-557
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100387
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三重県志摩市では,合併前の旧志摩町で活動していた「ヘルスフレンズ」を中心に,健康づくり運動の推進を住民と協働で取り組んでいる。「ボール運動」と出会ってからの活動は,休む間もない売れっ子状態!
志摩市は三重県の東南部に位置し,市全域が伊勢志摩国立公園に含まれます,英虞湾,的矢湾といったリアス式の海岸が特徴的で,湾内をはじめ,大小の島々も点在する自然豊かな地域です。2005(平成17)年10月,志摩郡5町(磯部町,浜島町,阿児町,大王町,志摩町)が合併し,志摩市が誕生しました。人口は6万1336人,高齢化率26.06%,出生率6.61(人口千対),死亡率11.09(同)と少子高齢化が進んでいます(2004年3月31日現在)。
志摩市のなかでも志摩町は,1978年国の第一次国民健康づくり対策の一環として「市町村保健センターの整備」が推進された当時,県下で最初に保健センターを設置し,積極的に健康づくりに取り組んできました。保健師数も常に2人から3人を維持し,1998年からは介護予防を強化するため,福祉部門に(介護担当)保健師2名,保健部門に(母子保健,歯科保健,老人保健,健康づくり,精神保健など)保健師3人(2004年からは4人)と充実させてきました。
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