連載 訪問リハに役立つフィジカルアセスメント —“気づき”と“療法士判断”・第2回
気づきに基づいた療法士判断
堀田 富士子
1
1東京都リハビリテーション病院 医療福祉連携室
pp.130-133
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200544
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はじめに
前回,訪問スタッフのフィジカルアセスメントとは「療法士判断」に匹敵するとお話しました。「療法士判断」は日本語として確立しているものではありませんが,筆者の考えとしてもう一度表現すると,療法士の“気づき”に基づく生活機能全体の予後予測であり,療法士の地域力と臨床のスキルを指します。それによって今日をどうするか決断し,これからの方向を決定していくということになります。
今回はそのおおもとになる“気づき”について,主として高齢者を対象に考えていきます。
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