連載 おもちゃが拓くリハビリテーションの世界・第6回
手づくりおもちゃ—「作る力」は,「生きる力」である
鷲田 孝保
1
1東京おもちゃ美術館
pp.798-802
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200503
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はじめに
「おもちゃは昔みんな手づくりだった」,これは芸術教育研究所初代所長,東京おもちゃ美術館の初代館長多田信作の言葉である1)。規格化され,大量販売されるおもちゃが世に出るまでは,おもちゃは家庭や,地域の工房で作られていた。本号で取り上げる手づくりおもちゃは,おもちゃの分類2)の中の一つで,身近な素材を使って,簡単に作れるおもちゃのことである。リハビリテーションの中での手づくりおもちゃの役割について述べる。
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