特集 最近の保健婦活動 研究論文集
母子保健
子供の遊びとおもちゃ—母親のおもちゃの選択についての考察
林 静子
1
,
小泉 ヤヱ
2
,
宮本 とし
3
,
近藤 美智子
4
,
芝山 江美子
4
,
飯田 美恵子
5
,
飯野 真理子
6
,
笠原 利子
7
,
河内 卓
8
1埼玉県中央保健所
2埼玉県熊谷保健所
3埼玉県秩父保健所
4埼玉県大宮保健所
5埼玉県深谷保健所
6埼玉県本庄保健所
7埼玉県行田保健所
8埼玉県戸田蔵保健所
pp.1016-1023
発行日 1989年11月25日
Published Date 1989/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207854
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
子どもにとって遊びは,生活そのものといえる1,2)。遊びのなかで「楽しむこと」「考えること」を学び,遊びを発展させる過程で,感覚器官や運動器官の発達を促がし,創造性,社会性を育てていくものである2,3)。
遊びに使われるものをおもちゃと定義するならば,おもちゃは子どもにとって重要な役割を果たしている。物質の豊かな今日,おもちゃの数も5万種類を越え,その内容は高級化,複雑化している4)。このような現状をふまえ,多種の製品のなかから親がどんなおもちゃをどのように考えて与えているかを知るために,アンケート調査を行った。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.