特集 高齢視覚障害者への地域支援
これからの高齢視覚障害者支援のあり方
酒井 久江
1
,
新阜 義弘
2
1全国盲老人福祉施設連絡協議会東京事務所・特別養護盲老人ホーム聖明園寿荘
2全国盲老人福祉施設連絡協議会会員施設・養護盲老人ホーム千山荘
pp.803-806
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200248
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我が国の視覚障害者の状況と海外比較
1.高齢化—急速に高齢化している現状(厚生労働省実態調査から)
厚生労働省が発表している「平成23年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」註1)によると,身体障害者手帳を交付されている公的な視覚障害者の全体(31万5,500人)に占める65歳以上の高齢視覚障害者は,全体の69%になっている。
年代別では,50歳から人数が増えており,全体の半数が70歳以上の高齢者が占めており60歳以上では7割を超えている。
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