特集 高齢視覚障害者への地域支援
高齢視覚障害者の福祉用具
櫻木 美穂子
1
,
武田 貴子
1
1福祉用具プラザ北九州(北九州市立介護実習・普及センター)
pp.800-802
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200247
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はじめに
近年,福岡県北九州市は政令指定都市の中で高齢化率が最も高く,2015年3月末で28.2%となった。加齢に伴う,あるいは疾病による中途高齢視覚障害者の相談も増えているところである。
視覚障害者は,「見えない・見えにくい」ため写真や画像をイメージすることが困難である。そのため,カタログやインターネットなどで商品を確認することが難しい。また,高齢視覚障害者は難聴による聞こえにくさの問題も合わさってくるため,視覚的情報を補うための音声を利用する福祉用具が利用しにくくなる。
そこで福祉用具プラザ北九州(以下,プラザ)では,実際に「触って・体験して」いただけるように,障害者総合支援法で定められている補装具,日常生活用具や便利グッズを中心に約110点あまりの福祉機器を常設展示し,相談に対応している。
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