特集 進化する支援機器(福祉用具)
上肢機能障がい者用力伝達装具(力伝達型アクティブギプス)開発の取り組みについて
小林 安之
1
,
矢野 賢一
2
1株式会社ルミナスジャパン
2三重大学大学院工学研究科
pp.574-579
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200177
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はじめに
東日本大震災により尊い命を奪われた多くの方々に哀悼の意を表すとともに,今なお不自由な生活を強いられている被災者の皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
本稿では株式会社ルミナスジャパンと三重大学工学部メカトロニクス研究室が共同で取り組んでいる上肢機能障害者向けの装着型力伝達装具(以下,力伝達型アクティブギプス)の開発の取り組みについて述べる。力伝達型アクティブギプスは頸椎損傷C5AからC6B2レベル相当の方を対象とし開発を進めている。
なお,本開発は平成25(2013)年度厚生労働省障害者自立支援開発促進事業の助成を受けて行われている。
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