Japanese
English
特集 細胞間コミニケーション
総説
Ionotropic伝達とmetabotropic伝達
Ionotropic and metabotropic transmission
山本 長三郎
1
Chosaburo Yamamoto
1
1金沢大学医学部生理学教室
pp.416-421
発行日 1979年12月15日
Published Date 1979/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903356
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
最近シナプス伝達物質の働きをionotropicとmetabotropicに二大別することが提唱された1,2)。古典的なシナプスで知られているように,伝達物質が受容体に働いて膜のイオン透過性を直接高め,そのために膜電位の変化が起る場合に,これをionotropicという。一方,伝達物質が受容体に働くと,cyclic AMP(cAMP)合成のような化学反応が起り,その結果としてシナプス伝達が進む場合,これをmetabotropicと呼ぼうというのである。Ionotropicな伝達の特徴としてつぎの点が挙げられる。
① 潜時が短い。
② イオンチャネルが開く結果として,後シナプス膜のコンダクタンスが増大する。
③ 膜電位の変化の大きさを決めるのは,開いたチャネルを通り得るイオンの平衡電位,およびコンダクタンスの変化分である。
④ 電位変化の持続時間は伝達物質の作用時間よりもわずかに長いだけである。

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