特集 精神医療保健福祉に求められる地域リハのあり方
精神科におけるこれからの訪問看護のあり方
原子 英樹
1
1NPO法人多摩在宅支援センター円訪問看護ステーション
pp.316-320
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200105
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はじめに
筆者の所属しているNPO法人多摩在宅支援センター円(以下,当法人)訪問看護ステーション元は人口17万9,008人(2015年2月1日現在)の立川市にある精神科に特化した訪問看護ステーションである。
東京都全体で,精神科病院数は115施設,病床数2万3,655床,人口万対病床数17.9である。また,23区(特別区)では精神科病院数48施設,病床数7,816床,人口万対病床数8.7,そして,多摩地域では精神科病院数67施設,病床数1万5,839床,人口万対病床数37.8である1)。
この数字を見てもベッド数が多いことがわかる。今後地域移行・地域定着が促進していく流れを考えると訪問看護ステーションは地域リハ,地域支援の最前線として位置づけることが重要な資源となる。
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