連載 看護教育新カリキュラムを追って・3
いま,カリキュラムとは何か―カリキュラム試論
これからのカリキュラムのあり方を考える
舟島 なをみ
1
1千葉大学看護学部
pp.204-205
発行日 1996年3月25日
Published Date 1996/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901336
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はじめに
保健婦助産婦看護婦養成所指定規則(以下,指定規則)において看護教育カリキュラムが改正され,早くも6年が経過した.
このカリキュラムは専門科目を看護学のみで構成し,看護職が専門職を志向する職業であることを社会にも明確に意思表示するものであった.老人看護学の独立,ゆとりある教育,臨床実習の新たな位置づけなど,多様な意義を持つ新カリキュラムであるが,高まる看護職へのニードを充足するためには今後さらにカリキュラムを洗練する必要があろう.そこで,これからのカリキュラムのあり方に関し,いくつかの提言をしたい.
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