Report
全国地域リハビリテーション合同研修大会in茨城2015
長谷川 大悟
1
1NPO法人リハビリテーション支援ネットワーク
pp.762-763
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200237
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全国地域リハビリテーション合同研修大会in茨城2015(以下,本研修大会)では,「原点回帰:地域リハビリテーションの未来を見据えて—地域支援事業の構築に向けたリハビリテーション専門職の役割」をテーマに,保健・医療・福祉・教育・就労・行政関係から,300名を超す参加者数となり,地域リハに対する関心度の高さがうかがえる研修会でした。
本研修大会では,地域リハ・ケアを全国的にけん引されている諸先生方の講演や,当事者・家族・支援者による生の声,本県における地域リハ活動の実践報告などがありました。特に,各所で推進されている地域支援事業については,それぞれの地域特性に見合った活動が展開されており,型にとらわれない柔軟な対応が求められていることを再確認することができました。今後の超高齢社会に向けて,社会保障はシームレスな医療・介護連携と地域力による地域包括ケアシステムの確立など,さまざまな改革が2025年に向けて進められています。リハ専門職においても,その変革に対応する行動が必須であり,今後の地域包括ケアシステムや,社会保障改革を見据えた地域リハのあるべき姿について学ぶ絶好の機会となりました。
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