特集 頸椎前方手術Up To Date 2
特集にあたって
飛驒 一利
1
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.719
発行日 2019年8月25日
Published Date 2019/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201187
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頸椎前方アプローチは脊椎脊髄外科医にとって基本手技の1つであり,整形外科と脳神経外科の共通専門医の取得にあたって,現在すべてのspinal surgeonが行うべき手技となっている.しかしながら,頸椎症性脊髄症・頸椎OPLLに対して,前方からの手術に興味をもちつつも,手技の容易さ,そして医療施設の治療方針,年配の先生がしないとなかなか若い先生は手を出しづらいという社会的事情から,頸椎変性疾患に対し,すべて椎弓形成術によって対応している医療施設もあると聞いている.
本特集は,31巻(2018年)8月号の「頸椎前方手術Up To Date」の第2弾である.前回の第1弾では,頸椎前方手術での基本解剖,合併症と対策,Midline groove法,経椎体キーホール,PEEK cage,titan cage,前方からの脊髄腫瘍,脊髄動静脈瘻,前方からの椎弓根スクリュー,人工椎間板置換術などを特集させていただいたので,興味のある方は参考にしていただきたい.
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