特集 脊髄再生を用いない脊髄損傷治療の現実と到達点
特集にあたって
飛驒 一利
1
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.463
発行日 2025年8月25日
Published Date 2025/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091444120380080463
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脊髄損傷に対する治療は,特に急性期の対応において従来と比較して著しい進歩を遂げており,二次損傷の防止および神経機能の温存・回復を目的とした集学問的なアプローチが積極的に展開されています.
近年では脊髄再生医療への期待が高まる一方で,現時点においては再生医療を用いずとも,初期対応,外科的治療,合併症管理,リハビリテーションまでを一貫して適切に行うことで,良好な転帰を得る症例も少なくありません.

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