特集 脊髄血管障害—最新の診断と治療
特集にあたって
飛驒 一利
1
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.1065
発行日 2016年12月25日
Published Date 2016/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200504
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脊髄血管障害は,本誌においても何度か取り上げられていますが,日々の臨床では比較的頻度が少なく,診断・治療が可能な施設が限られているのが実態です.近年,MDCTAの進歩,術中のモニタリング,術中DSA,ICGなどを駆使したハイブリッド手術室,さらに血管内手術の進歩により,病態の解明,より低侵襲な治療が可能となっていますが,今回,それぞれのエキスパートに現時点での診断と治療の限界について解説していただくこととしました.
脊髄血管障害の中では脊髄動静脈奇形が代表的な疾患であり,本誌でも多くの著者に解説していただきましたが,分類については,いまだ統一的な見解はないのが実情です.
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