特集 生きる声からわれわれが得るもの—精神障害者も共に創造する共生社会の実現
扉
宮崎 宏興
1
,
香山 明美
2
,
長野 敏宏
3
1特定非営利活動法人いねいぶる
2東北文化学園大学
3御荘診療所
pp.597
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201332
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特集にあたって
精神障害者“へ”何をするかから,精神障害者“と”一緒に何を目指すかへ,そして,精神障害者“も”共にどんな社会と暮らし(安寧)を創造するかへ.
今も障害や社会参加を機能障害に基づきながら語るわれわれと,社会生活を送るうえでの障壁に基づきながら“障害”を語る当事者との間には,その認識や社会との向き合い方に隔たりがあるといわざるを得ない.障害の有無を問わず誰しもが同じ社会で同じ条件で生きられることと,障害の特性によって生活上の必要な条件や配慮の違いを知ることは,共生社会という原風景を具現化するものにもなるといえよう.
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