Japanese
English
症例報告
短期入院中のALS患者のスマホ操作支援
Smartphone operation support for an ALS patient during a short stay in the hospital
岩倉 慶和
1,2
,
河津 聡
1
,
野正 佳余
3
,
永田 優馬
2
,
田中 寛之
2
Yoshikazu Iwakura
1,2
,
Satoru Kawatsu
1
,
Kayo Nomasa
3
,
Yuma Nagata
2
,
Hiroyuki Tanaka
2
1大阪急性期・総合医療センター
2大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科
3大阪難病医療情報センター
キーワード:
ALS
,
ICT
,
作業療法
Keyword:
ALS
,
ICT
,
作業療法
pp.1025-1028
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203945
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Abstract:筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は,進行に応じ,医療的処置で入院することが多い.しかし,入院期間は短く,入院中の作業療法の回数は少ないため,目標設定を行ったうえで介入することが難しい.今回,短期入院された50代のALS患者に対し,Canadian Occupational Performance Measure(COPM)を用いて目標設定を実施した.初回面接でニーズを得られなかったが,2回目は事例の生活を確認しながら目標共有することで,スマートフォン操作のニーズが得られた.介入では,フレキシブルアームとホッペタッチスイッチを導入して,スマートフォン操作の環境調整および操作練習を実施した結果,COPMの満足度が5から9に変化した.ALS患者への短期間の作業療法でも,目標設定し,介入することは重要である.
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