増刊号 テクニカルエイド—つくる自助具・使える自助具
第6章 自助具を活用したこれからの支援
4 自助具の海外事情
髙橋 香代子
1
Kayoko Takahashi
1
1北里大学
pp.851-854
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203890
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世界作業療法士連盟(World Federation of Occupational Therapists:WFOT)は,作業療法士は自助具を含む福祉機器・用具に対して包括的な視点をもっており,人の能力だけでなく,作業遂行や環境との兼ね合いも考慮しながら自助具の導入を進められる専門職であることを強調している1).そのため,世界中の作業療法士が自助具の専門家として,対象者のその人らしい生活のための支援を実施している.
しかし,それぞれの国や地域の文化的・社会的背景によって,どのような自助具が紹介されているのかは大きく異なる.本稿では自助具に関する海外の動向を説明したうえで,それぞれの国や地域における特徴的な自助具やその背景について紹介する.
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