Japanese
English
特集 作業療法士の多様なキャリアのあり方
研究と臨床の循環
Cycle between research and clinical practice
大松 聡子
1
Satoko Ohmatsu
1
1国立障害者リハビリテーションセンター病院
pp.299-304
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203733
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Key Questions
Q1:研究は臨床と関係があるのか?
Q2:研究するうえで押さえておきたいこととは?
Q3:作業療法士が研究を行う意味とは?
はじめに
「研究」という文字を見て,「自分には関係ない」と思ってページを進めようとされる方が一定数おられると思う.目の前の対象者に寄り添い,対象者のありたい姿に近づける支援ができていれば,研究は必要ないという声も聞こえてきそうである.ちなみに,私が「研究」という領域についてあれこれ語れる立場でも何でもないが,たまたま私が「研究キャリア」に少し足を突っ込んでいるところに,たまたま執筆依頼をいただいたというだけである.だが,せっかくいただいた貴重な機会なので……今現在,研究や大学院進学に興味がある方だけでなく,研究なんてハードルが高すぎる,そんな余裕はない,そもそも自分とは関係ないとお考えの人にもぜひ,本稿を読んでいただき,研究という方向性もありかもしれない,と少しでも思える方がいてくれると,非常に嬉しく思う.
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