Japanese
English
研究
肩関節外旋位での座位リーチ動作は体幹を伸展させるか?
Does the trunk be extension due to the sitting reach movement in the external rotation of the shoulder joint?
大坂 隆介
1,2,3
,
金子 翔拓
2
Ryusuke Ohsaka
1,2,3
,
Shouta Kaneko
2
1札幌朗愛会病院
2北海道文教大学
3札幌医科大学大学院保健医療学研究科博士課程後期
キーワード:
三次元動作解析
,
リーチ動作
,
肩関節
Keyword:
三次元動作解析
,
リーチ動作
,
肩関節
pp.1281-1287
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203584
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Abstract:【背景】肩関節外旋位でのリーチ動作が体幹伸展を促すとされるが,実際に計測した報告はない.本研究の目的は,肩関節外旋位での前方リーチ動作が体幹伸展に与える影響の検証である.【対象】健常成人男性11名(平均年齢20.9±3.0歳)とした.【方法】座位での両上肢前方リーチ動作を,肩関節最大外旋位(外旋条件),中間位(中間条件),最大内旋位(内旋条件)の3条件で行い,三次元動作解析装置で各身体部位の相対角度を算出した.リーチ前後の各身体部位の相対角度の変化量を条件間にて比較した.【結果】外旋条件時,骨盤に対する体幹屈曲角度と肩甲骨外転角度にて有意に低値を示し,リーチ動作に伴って,体幹が伸展する傾向を認めた(p=0.01).【結語】肩関節外旋位での前方リーチ動作は,肩関節外旋筋と連動する肩甲骨内転筋の活動により肩甲骨外転および体幹屈曲運動が抑制され,体幹伸展位をつくり出した.
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