Japanese
English
特集 認知症とともに生きる
認知症とともに生きる社会の実現に向けて
Creating society where people can live well with dementia
粟田 主一
1
Shuichi Awata
1
1東京都健康長寿医療センター研究所
pp.1229-1233
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203186
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:認知症フレンドリー社会とは?
Q2:認知症フレンドリー社会の目標を達成するための基本原則とは?
Q3:権利ベースのアプローチとは?
はじめに
2019年(令和元年)に閣議決定された「認知症施策推進大綱」によって,「共生」と「予防」を車の両輪として認知症施策を推進するというわが国の認知症施策の基本的考え方が示された.ここでいう「共生」とは,“認知症の人が,尊厳と希望を持って認知症とともに生きる,また,認知症があってもなくても同じ社会で生きる”という意味であるとされている.このような意味での共生社会の実現に向けた動きは,「認知症フレンドリー社会の実現」という世界の動きと軌を一にするものである.
Copyright © 2022, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.