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特集 臨床実習のあり方
小児施設での臨床実習のあり方
How clinical training should be in pediatric facility
中島 るみ
1
,
米持 喬
1
Rumi Nakajima
1
,
Takashi Yonemochi
1
1大阪発達総合療育センター
pp.123-127
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202869
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Key Questions
Q1:子どもたちの聞こえない声を聴く力を育むためには?
Q2:子どもと家族の生活を想像する力を養うには?
Q3:多職種理解を深めるためのスケジューリングとは?
はじめに
在宅移行支援,訪問看護ステーション,放課後等デイサービス等へのOTの参入が増えており,小児領域のOTの育成は急務である.増えているとはいえ,小児分野に携わっているOTは全体の3%程度1)であり,そのうち肢体不自由児にかかわるOTはわずかである.養成校での小児にかかわる授業数は限定的で,肢体不自由児に関する授業は数時間にとどまり,肢体不自由児の臨床的イメージをもって実習に望むことは非常に厳しい現状にある.筆者らは実習生をコーディネートする立場となり,直接担当することは少なくなった.今回,当施設の概要と実習の中で若い実習指導者(以下,指導者)と共有している内容を紹介し,今後の課題と展望について考える機会としたい.
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