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特集 臨床実習のあり方
精神科病院での臨床実習のあり方
The way of the psychiatric clinical training
石澤 和絵
1
Kazue Ishizawa
1
1長谷川病院
pp.128-133
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202870
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Key Questions
Q1:精神科臨床実習において見学・模倣・実施をどう行うか?
Q2:症例を通しての学びをどのように進めていくか?
Q3:通常の業務と臨床実習指導をどう両立していくか?
病院紹介
長谷川病院は東京都三鷹市に位置する民間の精神科病院で,救急入院病棟 3病棟,急性期治療病棟 1病棟,認知症治療病棟 1病棟,その他精神病棟 8病棟,内科病棟 1病棟の13病棟 590床で構成されている.統合失調症,双極性障害等の他に,パーソナリティー障害,摂食障害,アルコール依存症等の疾患についても積極的に受け入れている.
当院作業療法の特徴としては,3カ月以内に退院する急性期患者が多いため利用期間が短期間であること,心理教育や弁証法的行動療法(dialectual behavior therapy:DBT),認知行動療法(cognitive behavioral therapy:CBT)等,集団での教育グループが豊富であること,芸術療法を取り入れていること等が挙げられる.急性期から外来まで多様な回復段階に応じた作業療法を1週間で計88グループ行っている.各グループの実施前後に,担当スタッフ全員でミーティングをもち,プレミーティングでは参加者の状態やグループの流れ,注意点等の確認,アフターミーティングではグループの振り返りと個々の患者の評価等を行っている.
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