特集 股関節疾患への作業療法
扉
末永 健一
1
,
中村 春基
2
,
竹内 さをり
3
1福岡新水巻病院
2日本作業療法士協会
3甲南女子大学
pp.1349
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202763
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特集にあたって
私がOTになったころ,急性期病院においては,OTは上肢,PTが下肢という漠然とした慣習が強く残っていた.新人のころは,作業を通じての患者主体の治療というものを模索する中で,下肢の機能解剖や手術的治療の理解を弱点としていたことを覚えている.
今回,股関節疾患の中でも,変形性股関節症,大腿骨近位部骨折に焦点を当て,そのメカニズムや手術の特徴,そして執刀医である医師の方針や考えを理解することを目的とした特集を組んだ.それらの機能的意味合いを理解することで,作業や活動の細かな分析に活かし,OTとしての治療を,根拠をもちながら進めていく一助となることを期待している.
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