増刊号 脳卒中の作業療法 最前線
第1章 総論
6 脳卒中における作業療法—診療報酬改定における作業療法の変遷とこれからの臨床
山本 伸一
1
,
武田 清
2
Shinichi Yamamoto
1
,
Kiyoshi Takeda
2
1山梨リハビリテーション病院
2山梨県立看護大学
pp.755-760
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202600
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はじめに
7大生活習慣病の中でも,日本人の死因の上位を占める「がん(悪性新生物・上皮内新生物)」,「心疾患」,「脳血管疾患」は3大疾病と呼ばれ,他の病気に比べて入院日数が長引くこととなる.特に,脳卒中による後遺症は,多岐にわたる作業療法の対象の中でも主たる疾患であろう.そのため,1965年(昭和40年)に「理学療法士及び作業療法士法」の双子法が誕生して50年以上になるが,脳卒中に対する作業療法は常に脚光を浴びてきた.今回,診療報酬改定を主とした制度と,臨床現場からの双方で約30年を振り返ってみる.さらに,未来の作業療法について考えてみたい.
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