特集 住環境整備・住宅改修のポイント
扉
寺田 佳世
1
,
江藤 文夫
2
,
竹内 さをり
3
1石川県リハビリテーションセンター
2国立障害者リハビリテーションセンター
3甲南女子大学
pp.527
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202527
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特集にあたって
OTが対象者の活動や生活を支援していくうえで,環境は生活支援から切り離せない.特に,その方の自立支援を進めるにあたっては,本人の身体特性と住環境に関する分析が欠かせない.それに対応できる(しなければならない)のが,OTであり,ADLやIADL評価をしていれば自ずと環境への対応がみえてくる.
OTが行う住環境整備とは,住宅改修のみを意味するのではなく,本人の身体特性を把握し,生活能力を高めるための環境との適合技術,および建築等のものづくりの専門職との連携が重要となる.さらに整備後の住環境の使われ方を確認するまでの流れ全体を意味する.そして,暮らしにおける生活動作を安全に豊かにできる住環境整備こそがOTの支援技術として必要である.
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