増刊号 スポーツがもつ可能性—作業療法への期待
第2章 身体障害とスポーツ
4 スポーツ訓練としての競技,外出支援としての競技会出場
福澤 至
1
,
笹原 紀子
1
,
加藤 織江
1
,
上田 祐史
1
,
山本 和也
1
,
古本 節子
1
Itaru Fukuzawa
1
,
Noriko Sasahara
1
,
Orie Kato
1
,
Yuji Ueda
1
,
Kazuya Yamamoto
1
,
Setsuko Komoto
1
1別府リハビリテーションセンター 障害者支援施設にじ
pp.771-775
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201782
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はじめに
スポーツはルールを遵守し競技を行う.それは共通の条件を守って活動する社会的行動にもつながる.障害者支援施設にじでは,障害者の就労や地域生活の自立を支援する障害福祉サービスを実践している.訓練に導入しているスポーツは,身体機能への効果が得られるだけでなく,スポーツ参加をきっかけとした外出練習,社会生活に必要なルールの遵守や対人交流を練習する機会となっている.本稿では単一の障害者支援施設で実践するスポーツ訓練と,スポーツを通した外出支援の内容と成果を述べる.
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