Japanese
English
特集 急性期・ICUでの作業療法
超急性期の作業療法における役割と課題
Roles and issues of occupational therapy in very early rehabilitation medicine
中嶋 英一
1
,
西村 行秀
2
Eiichi Nakashima
1
,
Yukihide Nishimura
2
1岩手医科大学附属病院
2岩手医科大学
pp.8-12
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201562
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:超急性期リハの意義とは?
Q2:超急性期作業療法の役割とは?
Q3:超急性期作業療法に必要なものとは?
はじめに
リハは治療である.治療は早期診断,早期加療が原則であるので,リハ治療も早期から行うことが必要である.実際,昨今のリハ治療は疾病や障害の発症早期から行うことが多く,また,集中治療室等の重症患者の治療現場でも行われるようになってきている.ここで行われているリハ治療では作業療法や理学療法等が処方されることもあるが,実際には理学療法が主体となっているのが現状である.
私たちOTは,リハ治療を担う一員として患者の活動を生み出し,生活に結びつけることができる専門職であることを自覚し,超急性期より患者を元の生活へ戻すことを意識した治療を提供しなければいけない.そこで今回,岩手医科大学附属病院(以下,当院)で行っている作業療法を提示しながら,この領域でのOTの役割と課題について考えてみたい.
Copyright © 2019, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.