Japanese
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調査報告
北海道における小児外来理学療法実施児・者を対象とした訪問リハビリテーションの利用状況及び利用希望の調査
Survey of condition and hope for use of home-based pediatric physical therapy in the clients who use an outpatient department of the therapy at hospitals in Hokkaido Prefecture.
五十嵐 大貴
1
,
金井 欣秀
2
,
齋藤 大地
3
,
齋藤 由希
4
,
西部 寿人
5
Hiroki Igarashi
1
,
Yoshihide Kanai
2
,
Daichi Saitou
3
,
Yuki Saitou
4
,
Hisato Nishibu
5
1社会医療法人北斗 十勝リハビリテーションセンター
2茨城県立医療大学 保健医療学部理学療法学科
3株式会社東京リハビリテーションサービス
4旭川肢体不自由児総合療育センター
5北海道立子ども総合医療・療育センター
キーワード:
小児
,
訪問リハビリテーション
,
実態調査
Keyword:
小児
,
訪問リハビリテーション
,
実態調査
pp.147-152
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201065
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Abstract:【目的】小児領域の訪問リハビリテーションの利用状況,利用希望調査を行い,実態を明らかにする。
【方法】北海道札幌市,旭川市にある小児に対するリハビリテーションの広域拠点施設で外来理学療法実施中の在宅生活児・者の保護者394名を対象にアンケート調査を行った。
【結果】訪問リハビリテーションの利用あり81名(20.6%),利用なし313名(79.4%)であった。利用なしのうち,訪問リハビリテーションに興味ある161名(51.4%),興味なし152名(48.6%)であった。興味ある方の内,実際に利用を希望された方は146名(90.7%)となった。札幌市と旭川市の施設ごとの訪問リハビリテーションの利用,興味,利用希望の結果に大きな差はなかった。
【結論】小児領域の訪問リハビリテーションは保護者が利用を希望しても利用に充分に結びついておらず,結果,利用している方も少なかった。今後は訪問リハビリテーション提供事業所の拡充やリハビリテーション専門職の育成による対応の拡大が望まれる。
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