特集 パラリンピックへのOTの貢献
扉
三澤 一登
1
,
江藤 文夫
2
,
中村 春基
3
1愛媛十全医療学院
2国立障害者リハビリテーションセンター
3日本作業療法士協会
pp.1007
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201436
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特集にあたって
2020年,東京オリンピック・パラリンピックは国民の関心事である.障害者の自立支援においてはさまざまな可能性があり,障害者の自己主張や表現の場が,社会に認められた場にあることは重要である.国内競技では,国民体育大会と併せて全国障害者スポーツ大会が毎年開催されている.障害者とスポーツは身近な存在ではあるが,競技人口や練習場所の確保,指導者や支援者の確保や人材育成等の課題もある.
OTは,活動性の向上と社会参加の促進にかかわることができ,障害者の可能性を見据えながら,障害と個人の特性に合った活動を選択する.さらに,スポーツ種目では,個人と集団の競技があり,失われた機能を補う義肢・補装具の活用,競技種目によって使用される物や道具の選択や開発等,OTの専門性を活かしたかかわりが可能である.当然,スポーツに限らず他の芸術や創作活動等多くの場があることも理解しておく必要がある.
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