特集 今,作業療法室でできること
コラム:—私にとっての作業療法室—利用者の期待と視点
茂木 有希子
1
Yukiko Mogi
1
1株式会社ハート&アート
pp.949-950
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201415
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急性期,回復期,地域のデイサービスという経過をたどった2人の男性利用者のインタビューを基に「私にとっての作業療法室」について考えてみたいと思います.
60代男性のAさんは,会社から帰る駅の階段から転落し,もともとあった頸部脊柱管狭窄症に加え,脊髄損傷を生じ不全麻痺となりました.50代男性のBさんは,仕事中に脳幹出血を発症し,左上下肢と右の顔面麻痺のほか,構音障害,嚥下障害,体幹失調等の後遺症が残存しています.
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