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特集 多様な生き方と働き方を支援する作業療法のあり方
就労者と事業主とのコーディネーターの立場から考える就労支援の動向と支援者の役割
The trend of the working support and the role of supporters, from the viewpoint of the coordinator between workers and entrepreneurs
山口 理貴
1
Riki Yamaguchi
1
1非営利活動団体TSUBAKIYA
pp.215-219
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201211
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Key Questions
Q1:病気・障害を抱える方への就労支援の動向とは?
Q2:就労支援においてOTに期待されることとは?
Q3:就労者・事業主それぞれの立場の“働く”とは?
はじめに
筆者は,現在ハローワークで精神障害者雇用トータルサポーターとして非常勤勤務し,併せて障害者雇用に取り組む企業のサポート等を行う事業の立ち上げ準備をしている.精神障害者雇用トータルサポーターとは,各都道府県の主要なハローワークに配置され,ハローワークにおいて主に精神障害・発達障害のある求職者に対するカウンセリングや就職に向けた準備プログラムを実施するとともに,事業主に対して精神障害者等の雇用にかかわる課題解決のための相談援助等の業務を実施する職である(図11)).筆者は総じて業務上,求職者・事業主とのコーディネーターを担うことが多く,その立場から注目すべき就労支援の法制度の動向,またそこから今後求められる支援者の視点を考えていきたい.
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