提言
まちづくり作業療法の面白さとコツ
遠藤 真史
1
Masashi Endo
1
1特定非営利活動法人那須フロンティア地域生活支援センターゆずり葉
pp.1344-1345
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200776
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特定非営利活動法人那須フロンティアは,「メンタルヘルスを中心としたまちづくりへの寄与」を目的に,栃木県那須塩原市で1999年(平成11年)から活動をしている.障害者総合支援法に基づく相談支援事業や,就労移行支援事業を中心とした事業と,NPO事業としてボランティア事業,後援会事業,後援会事業,まちづくり(黒磯駅前活性化等)事業を行っている.この地域の精神障害者の地域生活支援のニーズとして,①障害者の就労支援,②精神科病院の入院患者の地域移行支援・定着支援,③こころの病気や障害についての啓発がある.この3つの地域のニーズは,どれもが多様性と個別性を求められるために,地域の文化,企業,人を知り,協働しないと支援ですぐに行き詰まってしまう.そうなってはユーザーにも見捨てられてしまうだろう.だから,ゆずり葉は地域の人とのコミュニケーションを大切にしている.何よりスタッフ自身も,地域とのつながりを築き,まちづくりをしていくことが,単純に「面白い」のである.
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