連載 世界のフィールドから 健康づくりはボーダレス・16
同和地区のまちづくり—参加型まちづくりのモデルとして
畠中 洋行
1
1(株)若竹まちづくり研究所
pp.984-987
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902300
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同和地区のまちづくりとの出会い
1974(昭和49)年に,高知県T市から東洋大学建築学科の内田雄造先生のもとに,「T市内のH地区という同和地区の環境改善を行いたいが,同和地区の実情や部落問題に理解を持っている人に計画づくりを依頼したい」という話が持ち込まれました。
その当時から,住民運動としての都市計画のあり方を研究・実践していた内田さんは,まちづくりを積極的に担う人やエネルギーが地元にあることを現地見学して感じ,「地元の人たちからその地区独自の生活様式や歴史,部落問題,部落解放運動などを学びながら計画づくりを行うため,地域に住み込む」という条件でT市からの依頼を引き受けました。
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