Japanese
English
研究
片側上下肢車いす駆動時の座圧分布の変化についての予備的研究
Preliminary research on the change of the sitting pressure distribution of one-hand and foot wheelchair driving
泉 良太
1
,
村山 拓也
2
,
外川 佑
3
Ryota Izumi
1
,
Takuya Murayama
2
,
Tasuku Sotokawa
3
1聖隷クリストファー大学
2新潟リハビリテーション病院
3新潟医療福祉大学
キーワード:
車いす駆動
,
座圧
,
リハビリテーション
Keyword:
車いす駆動
,
座圧
,
リハビリテーション
pp.1049-1054
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200708
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Abstract:車いす上での褥瘡予防を検討すべく,健常成人12名に対し,圧力分布測定装置を用いて,安静座位時,片側上下肢車いす駆動時,両上肢車いす駆動時の坐骨結節部周囲の座圧を測定した.その結果,両上肢駆動時の安静座位時と比較し,右上下肢駆動時の右最大座圧が駆動後期で有意に低値を示し,右平均座圧は駆動初期と駆動後期で有意に低値を示した.左上下肢駆動時では,左最大座圧および左平均座圧において,駆動後期に有意に低い値を示した.また,片側上下肢駆動時の安静座位と比較し,駆動後期にも坐骨結節周囲部の座圧が減少することがわかった.本研究の結果より,片側上下肢車いす駆動では,坐骨結節部周囲の座圧が安静座位時と比較し,減少することが証明された.今後は,褥瘡予防に関連づけるために,ずれ力等の他の因子の影響も考慮し,検証していく必要がある.
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