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研究と報告
車椅子座席にかかる圧力分布の測定―策2報:ハンドリム操作時における座圧パターン
Measurement of Pressure Distribution on Wheelchair Seat.
藤井 直人
1
,
加藤 祝也
1
,
土嶋 政宏
1
,
富田 昌夫
1
Naoto Fujii
1
,
Sakiya Kato
1
,
Masahiro Tsuchijima
1
,
Masao Tomita
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター
1Kanagawa Rehabilitation Center.
キーワード:
座圧分布
,
圧力・時間曲線
Keyword:
座圧分布
,
圧力・時間曲線
pp.1015-1019
発行日 1982年11月10日
Published Date 1982/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104852
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はじめに
脊髄損傷者のリハビリテーションを阻害する因子のなかで,褥創の問題が大きくあげられる.
褥創の発生因子として圧力,せん断力,温度,湿度とあげられている.そのなかで主要因である圧力に着目し,第1報で静的場面での座圧分布パターンの分類と皮膚損傷との関係を報告した.
今回は,車椅子上で激しい動きを伴うハンドリム操作時における座圧分布を測定し,皮膚損傷との関係を検討した.さらに臀部への加圧による阻血状態と除圧による血流回復を深部温度測定により検討した.これらの結果から,現在脊髄損傷者が褥創防止のために実施しているプッシュアップについて,座り続けられる時聞と除圧後の血流回復から一考察を行った.
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