連載 クリニカルクラークシップに基づく作業療法臨床教育の実際・第3回
クリニカルクラークシップを用いた作業療法臨床教育—精神科編試論
毛束 忠由
1
Tadayoshi Ketsuka
1
1目白大学
pp.1274-1279
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200434
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はじめに
精神科作業療法領域での臨床実習を効果的に進めるために,本稿では以下の3つの論点に焦点を当てて考察したいと思います.①CE(臨床教育者)の臨床経験(数年〜数十年にわたる経験の変化と現在の視点)を学生に伝えることの重要さ,②CEのクリニカルリーズニングをどのように目に見えるように学生に伝えるか,③「今ここでの対応」をどのように言語化して学生に伝えるか.なぜならば,これらの論点を具体的に学生に示しながら臨床実習を進めていくことがクリニカルクラークシップによる臨床教育の過程に他ならないからです.
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