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日本の県士会が変わる—徳島県作業療法士会と鳴門市の介護予防・日常生活支援総合事業の見学
石山 満夫
1
1千里津雲台訪問看護ステーション
pp.1282-1283
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200436
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地域課題解決に向けた市とのパートナーシップ
今,要支援者に対する介護予防のあり方が市町村ごとに問われている.要支援者へのサービスの提供が,現行の介護保険制度から市町村地域支援事業に移行されるからだ.市町村はサービスを多様化し類型化しなければならない.そのリミットが2017年3月末までと,あと2年足らずである.全国津々浦々で地域の実情に応じたサービス・モデルが走り出している.
今回訪れた鳴門市(以下,市)は,データ分析から,要支援者のうち通所・訪問介護,福祉用具を利用している方,また住宅改修を実施した方(通所・訪問リハ利用者は除く)が多い2地区をターゲットにしたモデル事業を開始した.うち,1地区を見学した.OTとして何よりもうらやましくも誇らしいのは,一般社団法人徳島県作業療法士会(以下,県士会)と市が,地域包括支援センターの協力を仰ぎ,パートナーシップを築きながら,通所・訪問型事業を進めていることである.
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