特集 今こそ老健での作業療法—地域包括ケア時代にOTの可能性を広げよう
扉
浅野 有子
1
,
澤 俊二
2
,
竹内 さをり
3
1介護老人保健施設 涼風苑
2金城大学
3甲南女子大学
pp.799
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200298
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特集にあたって
介護老人保健施設(老健)は全国に3,998施設が開設され,入所定員は37万人を超える状況にあります1).通所リハビリテーション(デイケア)や短期入所療養介護(医療型ショートステイ)事業を展開し,在宅生活を支えてきました.昨今では訪問リハビリテーションを併設する老健も増え,地域の高齢者リハセンターとしての機能が期待されています.
介護予防・認知症リハ・ターミナル期の生活支援の最前線です.チームリハ・チームケアを紡いで発展してきました.そして今こそ老健は最前線で困難な課題に向き合っています.日本作業療法士協会が推進するMTDLP(Management Tool for Daily Life Performance)“ひとは作業で健康になれる”.この研究モデルが施策モデルとなり,今現場で実践モデル“生活行為向上リハビリテーション”として展開されようとしています.これは,作業療法自体のリハビリテーション(再び,ぴったりしたものになること)にも思える課題です.困難ですが,わくわくするミッションです.“今こそ老健での作業療法! 老健から作業療法の可能性を広げたい”
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