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特集 総合病院における精神科作業療法
—総合病院における精神科作業療法の実践②—大学病院における精神科作業療法の実践
Practice of psychiatric occupational therapy in the University Hospital
小林 正義
1
,
田中 佐千恵
1
,
石川 絵理
2
,
金丸 和代
2
,
井戸 芳和
2
,
河埜 康二郎
3
Masayoshi Kobayashi
1
,
Sachie Tanaka
1
,
Eri Ishikawa
2
,
Kazuyo Kanamaru
2
,
Yoshikazu Ido
2
,
Kojiro Kawano
3
1信州大学医学部保健学科
2信州大学医学部附属病院
3千曲荘病院
pp.1297-1301
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200070
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Key Questions
Q1:精神科入院患者に対する身体リハのニーズとは?
Q2:複数のセラピストがかかわるメリットとは?
Q3:総合病院の精神科OTに求められる役割とは?
はじめに
一般診療科におけるメンタルヘルスのニーズが高まり,コンサルテーション・リエゾン精神医学(consultation liaison psychiatry:CLP)の重要性が増している1〜5).信州大学医学部附属病院では,特定機能病院という特殊性からCLPが日常化している.また,精神科においても,高齢者や身体合併症を伴う入院患者が増加し,精神科作業療法に加えて身体障害の作業療法,理学療法,言語療法が依頼される機会も多い.そこで本稿では過去1年間〔2001年度(平成13年度)調査〕のCLPと精神科入院患者に対するリハの実施状況6),および複数のセラピストがかかわった事例を紹介し,総合病院の精神科作業療法に求められる役割を検討した.
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