増刊号 脳卒中の作業療法―支援技術から他職種連携・制度の利用まで
第4章 支援技術Ⅲ 生活期:生活の広がりに向けて
8 アクティビティ―クラフト(手工芸)と治療用具の活用
深川 明世
1
Hiroyo Fukagawa
1
1専門学校 社会医学技術学院
pp.750-755
発行日 2014年6月20日
Published Date 2014/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100572
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はじめに
筆者は回復期病院を出発点に,急性期,訪問リハとさまざまな病期を経験し,多くの脳血管障害(cerebrovascular accident:CVA)の対象者を担当してきた.しかし,数十年の経過とともに機能的によかった麻痺側手足が変形し,IADLに支障をきたしている対象者の姿(図1)に,自己管理を身につけることの重要性を伝え,指導・援助できなかったOTとして未熟さを反省している.このような反省を踏まえ,これから,多くの対象者に接する若きOTに,作業療法の基本となるクラフトの活用方法を,微力ながら伝えたい.
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