特集 がんの痛みと作業療法
扉
髙田 明子
1
,
澤 俊二
2
,
山本 伸一
3
1信州大学医学部附属病院
2藤田保健衛生大学
3山梨リハビリテーション病院
pp.277
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100450
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特集にあたって
生涯のうちに約2人に1人が,がんにかかると推計されている1)現在,がんセンターや特定病院に限らず,一般病院,そして在宅に至るまで,広くOTはがんにかかわるようになってきた.3/4のがん患者が痛みを経験するとの報告2)があり,OTは,痛みについての理解を深め,作業療法を実施することが必要と思われる.
そこで今回,①がん性疼痛と治療の基礎的知識を得る,②がん性疼痛のアセスメントにかかわり,多職種との連携を図る,③身体の痛みだけでなく,トータルペインについての視点をもつ,④骨転移カンファレンスとOTの骨疼痛緩和治療症例を知る,⑤在宅リハにおけるがんの痛みに対する事例を知る,⑥死生学の立場から終末期の臨床で働くOTの心の痛みに対して示唆をいただく,これら6つの観点から本特集の執筆をいただいた.
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