特集 OTの臨床実践に役立つ理論と技術―概念から各種応用まで
第3章:筋・骨格系に関するもの
5.IDストレッチング
鈴木 重行
1
1名古屋大学大学院
pp.701-707
発行日 2013年6月20日
Published Date 2013/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100180
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はじめに
作業療法は近年の職域拡大に伴い,理学療法と一部共通する知識と技術が求められるようになってきている.運動器疾患においても例外ではなく,評価および介入方針を決定する場合には解剖学,生理学を基盤として,特に軟部組織の機能的変化に着目する必要がある.
本稿では,関節可動域制限および侵害受容性疼痛に対して,著者らが提唱するIDストレッチング(個別的筋伸張法,individual muscle stretching)1)の理論的背景と臨床応用について概説する.
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