特集 実践! 生活行為向上マネジメント
扉
竹内 さをり
1
,
野中 猛
2
1甲南女子大学
2日本福祉大学
pp.389
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100106
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生活行為向上マネジメントは作業療法のプロセスを示す一つのツールであり,作業療法の標準的なかたちを一般の人に示すためのものである.生活行為向上マネジメントの開発は,一般社団法人日本作業療法士協会が,2008年度(平成20年度)より老人保健健康増進等事業の助成を受けて行った.2012年度(平成24年度)までの5年間をかけて,基本となるツールの開発や,開発したツールをOTが勤務する医療,介護のさまざまな場面で活用し,また他職種との連携のあり方についても検討を行い,一定の効果を示してきた.
本特集は,その5年間の取り組みから,その効果を示すとともに,脳卒中早期,通所介護事業所・老人保健施設,認知症の早期支援における実践事例を紹介する.また,2012年度の研究で行った,介護支援専門員,訪問介護事業所や通所介護事業所の介護職との連携結果から,他職種との連携時に活かされた作業療法の視点や,OTがもつべき視点を示す.加えて,地域における活動ニーズ実態調査結果と,早期予防に資するOTの役割を紹介したい.
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