連載 患者と治療者との間を生きる・第1回【新連載】
“農の福祉力”に出合うまで
本間 雄太
1,2
Yuuta HONMA
1,2
1一般財団法人ささえあいコープ新潟
2地域活動支援センターささえ愛大地
pp.331-333
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100088
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はじめに
“農の福祉力”という言葉があるが,太陽の下で,身体を動かして農作業を行うことが,心身の病によい効果をもたらすといわれている.私は新潟市秋葉区で,引きこもりや疾患・障害等の理由で「働きたくても働けない」方が自然の中で農作業を通して「社会復帰」を目指す地域活動支援センターささえ愛大地(以下,当施設)の施設長を務めるOTである.ここでは,約87a(大小の水田19枚)でコシヒカリを飼料用米として栽培し,また受託作業として約1haの牧場で2頭の黒毛和牛の放牧管理をしている.
本連載では,少し自己紹介をさせていただいてから,私が農作業を通した復職・就労支援を行うに至った経緯,作業としての「農業」や,当施設を利用された方,そして私自身の変化の様子等をご紹介する予定である.
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